今年も残りわずかとなりました。
　今年は大阪・関西万博が終盤にかけて大きな盛り上がりを見せ、国内外の注目を集めました。また、初の女性首相が誕生するという歴史的な一年でもありました。

　

　そんな節目の年も、季節は巡り、朝晩には冬の冷たい空気が感じられるようになってきました。
　冬の訪れを告げるのが冬至。今年は12月22日です。一年で最も昼が短く、夜が長くなる日で、日本では柚子湯に入る風習が古くから伝わります。

　

　湯に浮かぶ黄金色の柚子は見た目にもあたたかく、爽やかな香りが心身をほぐしてくれます。果皮の成分は血行促進や冷えの緩和に役立ち、香りには邪気を祓う意味もあります。また、かぼちゃを食べて栄養を蓄えるのも冬至の知恵。

　

　年の瀬の長い夜、湯船に柚子を浮かべて、ゆったりと心穏やかに一年を締めくくってみませんか。

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