2025年のことば
四月のことば
4月は「清明」の季節、自然が清らかで明るく輝く時期です。桜やチューリップ等の花々が咲き誇り、街は春の彩りに包まれます。
新入生や新社会人にとっては、新しいスタートを切る期待と不安が入り混じる時期ですが、自然の美しさに触れることで心もリフレッシュできます。特におすすめなのが、近所の公園や庭園での散策。満開の花々を眺めながら、深呼吸してみてください。心が軽くなり、前向きな気持ちが湧いてくるはずです。
また、春の食材を使った料理も楽しみの一つ。旬の野菜や果物を取り入れて、体の内側からも春を感じましょう。
清明の名の通り、心も清らかに明るく保ち、一歩一歩前進していきましょう。
三月のことば
つい先日まで厳しい寒さが続いておりましたが、3月に入りようやく寒さも緩み、春の花々の開花が待ち遠しい季節になりました。日に日に強くなる春の日差しに力強さを感じます。
巷では令和の米騒動さながらお米の価格が右肩上がりを続けています。過去にも冷夏や世界的な食糧危機により米不足に苦しんだことがありましたが、今回の政府の備蓄米放出が功を奏して価格が落ち着いてくれることを願うばかりです。
未来のことを考えるにあたり、持続可能性は避けて通れないテーマになっています。多くの人の暮らしに関わることだけに、お米をはじめとした食糧の供給についても不安なく持続して欲しいと願っています。
当社も経営理念に持続可能な未来を創ることを掲げています。
モノをつなぎ、ヒトをつなぐ。あいにく食料品は取り扱っておりませんが、お客様の資材調達ニーズにお応えして、モノとともに安心をお届けできる企業であり続けたいと思います。
二月のことば
二月は、一年の中でも特に寒さが厳しい時期ですが、旧暦では「如月(きさらぎ)」と呼ばれ、衣を更に重ねて着るほど寒いことから、この名が付けられたと言われています。
如月の他にも「令月(れいげつ)」という異称をご存じでしょうか?
令月は、『万葉集』の梅花の歌三十二首序文の一節で詠まれ、めでたい月、何をするにも良い月を意味し、春の訪れを祝う言葉とされています。この言葉は、令和の元号の由来にもなっています。
ちなみに、令和は英語では「Beautiful Harmony」とも訳され、日本の自然の美しさや人々の心の美しさを象徴しています。また、手話では花のつぼみが開く表現が使われています。
春の訪れが待ち遠しいこの時期、旧暦の二月に思いを馳せながら、心穏やかに過ごしたいものです。
一月のことば
新年あけましておめでとうございます。
年末年始の曜日の並びがよく、「奇跡の9連休」で少し長めの帰省・旅行や、自宅でゆっくりと過ごされた方も多かったのではないでしょうか。
お正月を迎えると「一年の計は元旦にあり」ということわざを思い出します。
物事は最初が肝心であるという例えで、今年の抱負を立てられた方も多いと思います。昨年他界した父の発案で、家族全員の前で今年の抱負を宣言するという行事が幼少期に数年続き、行事がなくなった後も毎年抱負を立てています。
このことわざには「一日の計は朝にあり」という前段があることをご存じでしょうか?
一日の計画は朝のうちに立てるのがよいということで、仕事に限らず一日を有効に過ごすためには必要な行動です。
一方、日頃仕事に追われていると、予定のない休日をノープランで、のんびりと過ごすのもよいものです。ノープランで過ごすことを朝のうちに決めている気もしますが・・・。
ちなみに、私の今年の抱負はこれではありません。